むかし(中高生のころ)は、ほぼ全部のドラマを見尽くしていたほどドラマ好きだったのに、


今のクール、見続けているドラマは 「不信のとき」(木曜夜10:00~)だけ。


松下由樹(愛人) VS 米倉涼子(正妻) の対決が見ものなのだけど、


でも、ゼッタイ! 原作のほうが面白い!!!




原作は 有吉佐和子さんの「不信のとき」

有吉 佐和子
不信のとき〈上〉

有吉佐和子さんといえば、「華岡青洲の妻」や「恍惚の人」などで有名。


ワタシはなぜか高校時代彼女の作品にハマッたことがあったのですが、


「不信のとき」を読んだのはわりと最近。


でも、時代の古さを感じさせず、どんどん読み進めたくなる躍動感は健在で、


久しぶりに有吉ワールドに引き込まれてしまいました。


一気に2日で読んでしまい、


「華岡青洲の妻」を一気読みした高校の図書室を思い出したワ(^^;





さて、


浮気相手と本妻、双方との間に子どもをもうけ、


満ち足りた二重生活を送る主人公(浅井義雄)に対して、


最後には女二人がどんでん返しを食らわせる、というあらすじだが、


人物像が、原作では本妻が40近く、愛人が30間近の若いホステス、


と設定されていたので、まずドラマを見て、そこがしっくりこない


本妻がドッシリした感じで、愛人がはかなげで控えめ、というイメージなんだよね。


ドラマを見ると、どう見ても 「松下由樹がドッシリだろー」 って印象むっ


原作では、愛人が常に控えめに浅井に接してきたからこそ、


最後のどんでん返しの衝撃も大きくてビックリ!


時代設定も、戦後という設定なので女性の奥ゆかしさがまだ残る。


女性が我慢に耐え忍んでいたからこそ、最後の反撃の驚きが増すんだと


思うんだけどねー。そしてそれが原作では醍醐味であると思ったのに。




まぁ、どんでん返しのカラクリなど、時代が変わって事情も大きく変わったから、


それに合わせようと思うといろいろ設定が難しかったんだろうけど・・・。


なんだか杉田かおるの役もよくわからないしなー。




とにかく、原作のほうが面白いコト間違いなし!!


ただ、それがどうアレンジされてドラマになるのか、


気になるので毎週見てしまうのでした~(^^ヾ




よかったら、原作にも手を伸ばしてみてください☆